行ってきましたよ。サウナーの聖地と呼ばれる佐賀・御船山楽園ホテル・らかんの湯。経験したこと、心の声を小説風にお届けします。

らかんの湯はサウナシュランで3年連続1位に輝いたサウナーの聖地と呼ばれる人気ある施設です。その聖地に行ってきました。

最高気温が3度の中、外気浴ができるか不安でしたが、快適にととのうことができました。

こんなひとにオススメ
  • サウナーである
  • らかんの湯の体験が聞きたい
  • 最高のサウナでととのいたい!!

※2021年12月下旬に1泊した際の情報です

御船山楽園ホテルのロビー

ロビーは幻想的な雰囲気です。まるで異空間に来たような雰囲気とともにウェルカムドリンクを楽しみました。

受付後、お部屋に荷物を置き、すぐさまらかんの湯へ。

ここからは、私の体験と心の声を小説風にお届けします。

まずは、佐賀・御船山楽園ホテル らかんの湯 の施設の写真を見てイメージをしてください。

らかんの湯へ

脱衣所にはスマホと部屋鍵が入る程度の貴重品ボックスがあった。そこに鍵とスマホを入れ、手首に巻いた。

タオルは白の今治タオル。肌触りが心地よいタオルを一枚手に取り、いざ出陣。

扉を開けてすぐある洗い場で体を清めた。洗い場の風呂桶と椅子は、一瞬クリスタル?と思わせるような透明。

ボディソープは泡なので体につけると気持ちいい。しかもシャンプー、リンス、ボディーソープはマークス&ウェブのもの。とても上品でよい香りがした。

内湯につかり周囲を確認

サウナに入る前に冷えた体を内湯で温めた。湯船にある手すりもスタイリシュな感じ。

内湯の湯船から水風呂やサウナの位置を目視でチエックしながら、どの順番で楽しむか想像した。

内湯からふと左を見ると、Dry sauna と書かれた黒い扉がある。「ここが、ドラマ・サ道で見た”ほうじ茶サウナ”か」と、まずはサウナ室の位置を確認。

ガラス越しに外を見ると、扉を出てすぐの位置に水風呂と露天風呂がある。

右奥には小屋に続く小道がある。あの小屋はなんだ? ん、そういや、部屋に案内してくれた従業員さんが言ってたな、「薪のサウナが奥にありますよ」と。あれが薪のサウナか、と位置確認。

薪のサウナ

内湯での”下茹で”が完了後、外へ。

外気温3度はやっぱり寒い。寒さをこらえながら、薪のサウナに続く道を歩き入室。

そこは、いかにも焚き火をしながらサウナに入っている感じで、温度は低めに感じる。

サウナ室は階段沿いに座る位置があり、薪を焚いているストーブに近い一番奥に座った。

そこから少し離れた位置にあるストーブの上にはサウナストーンが敷き詰められている。

ふと足元を見ると、セルロウリュグッズがある。ん、待てよ。サウナストーンまでは距離がある。

ロウリュする手酌の形状を見ると、水を投げる感じでできそうだ。やってみると、うまくできない。少しだけ蒸気が上がり、薪の香りと共にロウリュが少しは楽しめた。

けれど、僕には温度が低い。そうだ、ドライサウナに行こう。

ドライサウナ

浴場入口付近にあるサウナマットを手に取った。こちらも今治タオル。

サウナマットを手に、Dry saunaと小さくスタイリッシュに書かれた黒い扉を開けた。

そこには、サウナストーンがしきつめられた高さ150センチ程度の筒状のストーブがあった。

サウナ室は薄暗い。薄暗いと知っていたので、普段メガネを使用している僕は、前もってコンタクトを着用していた。

サウナ室には直径10センチ程度の照明が一つあり、あとは縦細いサウナ室の窓から光が差し込む程度の明るさだった。

ここにもセルフロウリュができるセットがある。ロウリュすると、ほうじ茶の香りがサウナ室全体に広がり、思わず深呼吸したくなる。

温度も自分好みでちょうど良い。最高だ! そう心の中で叫んだ。

水風呂

サウナ室を出て、外にある水風呂へ。

外気温3度なので、外に通じる扉を開けた途端に冷気が体にまとわりつく。

水風呂の案内板に16度と書いてあるのを確認して、そのまま水風呂に飛び込んだ。

16度もちょうど良い。気温3度だからだろうか、水中の体より外気に触れる顔の方が冷たかった。

広さは大人5、6人は入れる程度だろう。水風呂は階段上になっており、一番奥の深さは174センチの僕の胸あたりまであった。

1分程度で水風呂を後にして外気浴スペースを探した。

外気浴

気温3度の中、外での外気浴はとても無理だ。

寒さをこらえながら、露天風呂すぐ横に階段を見つけた。なんだ、これ? 階段を上がると、そこには暖炉があるガラス張りの休憩スペースがある。広さは少し大きめのリビングぐらいだろうか。

休憩スペースには、藁細工のような椅子が3つ程度、そしてガラス張り越しに御船山の自然や空を眺められるリクライニングチェアがある。リクライニングチェアのそばには除菌シートがある。

そのリクライニングチェアに体を預けた。ガラス越しに空をふと眺めると遠目に飛行機が飛んでいる。目の前には御船山の自然。暖炉があるため、部屋の温度もちょうどよい。

最適な環境の中、感覚が研ぎ澄まされていく。1回目からととのいそうだ。

休憩スペースはかなりの充実ぶりで、一人一個までの塩プリン(塩をお好みで自分で振る)や小城羊羹、乾燥みかんといった食べ物もある。さらに、みかんやリンゴを使ったデトックスウォーター、緑茶まである充実ぶり。

ここでは、塩プリンと乾燥みかん、デトックスウォーターをいただいた。

露天風呂

1セット目でととのいそうだったが、まだまだ楽しみたい。

休憩スペースの階段を降り、目の前にある露天風呂に入った。

露天風呂内にある小さな噴水状の吹き出し口から流れる湯の音を聞きながら、ゆっくりと体を温めた。

2セット目

普段は3セット目でととのうことが多いが、1セット目でもうすでに整う直前まで来ている。これは2セット目で、ととのうな、そんなことが頭をよぎながら、ドライサウナに飛び込んだ。

先ほど座った位置とは異なり、今度は中段へ。温度は自分好みの温度。他の客のロウリュでほうじ茶の香りに包まれながら、この時間と空間を最大限に堪能しようと思った。

これが最後のドライサウナになるかもしれない、そう思った時に、もう1分、もう1分と、少しでも長くこの空間を楽しむように自分を奮い立たせたが体は限界に。

無理をしてはいけないと自分に言い聞かせ、ドライサウナを後にして外にある水風呂に飛び込んだ。

外気温3度での水風呂は16度設定とはいえ冷たく感じる。1分程度で上がり、すぐさま階段を駆け上がり休憩所へ。

ここでもデトックスウォーターを片手にリクライニングチェアに体を預けた。空が青い、緑の自然が綺麗だ。また、ここにいつか来たい、そんな想いが強くなった瞬間、ととのいを覚えた。

休憩スペースの階段を降り、体を温めるため、再度露天風呂に飛び込んだ。

その時ふと時間が気になった。なぜなら、家族との約束時間があるからだ。約束時間は午後4時30分。それまであとどれくらいか突然気になった。

露天風呂から周囲を見回しても時計がない。その時、たまたま従業員が通りかかったので尋ねると、午後4時30分ですよ、と先ほど降りた階段入口横のウォーターサーバーの上に設置してある時計を見て伝えてくれた。

ここに時計があったのか。しかもシンプルで数字もないシンプルな時計。

時計がさりげなくあるのは、サウナーが時間を気にせずこの空間と時間に集中してもらうための配慮だろう、そんなことを思いながら露天風呂を後にした。

脱衣所

家族との約束の時間が過ぎている、はやくあがろう。

髪をかわかそうと洗面台にすぐに向かった。そこにはダイソンのドライヤーがある。これはすぐに乾きそうだ。

スイッチの位置に迷いながらオンにすると、そこにはダイソンならではの風が届く。

すぐさま髪を乾かし、着替えて家族が待つ部屋へと向かった。

部屋に向かう途中、休憩所がある。そこで水分補給後に家族の元へと向かった。

翌朝のサウナ

朝6時に目が覚めた。そう、朝は宿泊者限定として男湯と女湯が入れ替わるのだ。

10分後、もう一つのらかんの湯を楽しむために、すぐさまカギを手に取り階段を駆け降りた。

脱衣所への扉をくぐると、同じ考えなのだろう、既に7、8人は先客がいる。

サウナ室は満席かな、そんなことを思いながら、今治タオルを手に取り、身を清めた。

まずは下茹でするために内湯へ。あと10分程度経てば、1セット目を終えたサウナ~が出てくるだろう。

そのタイミングを伺い、内湯と露天風呂を行き来しながら、休憩所の位置を確認していた。

露天風呂に浸かりながら、サウナ室はどこだろう、ふと右側を見ると、扉が少し見える。あれがキューゲルがあるサウナだ。

そう思った瞬間、すでに僕の足はその扉に向かって歩き始めていた。

扉前の冷蔵庫にはアロマ水を含んだ氷のキューゲルが3種類。

そのうちオレンジの香りのキューゲルを一個手に取り、扉を開けてすぐあるサウナストーンの上にポンと置いた。

その時のサウナ室は5、6人くらいいただろうか、意外と狭い。

中段にあるスペースに腰掛け、真っ白く、まるでかまくらのような空間全体を見渡した。

見渡していると、先ほど置いたキューゲルが溶け始めた。意外と溶けるスピードは遅い。

ゆっくりとオレンジの香り広がり、かまくらのサウナ室全体に行き届く。その香りを鼻の奥で感じながら、かまくらサウナを堪能した。

オレンジの香りが全て溶け、別の客が置いたキューゲルが空間の香りを支配始めた頃にサウナ室を出た。

出てすぐ、シャワーで汗を流し、大人2名がギリギリ入る広さの水風呂に飛び込んだ。

水風呂の中を見ると、光が差し込んでくる。その光をじっと見つめていると、水風呂の冷たさを忘れてしまいそうだ。

水風呂を後にし、入口付近のウォータサーバーで水を汲み、すぐ横にあるベンチ形状の場所で休憩していた。

外は気温1度。外で外気浴できる状況じゃない。ここで休憩するのがベストだろう、そう判断した僕は、そのベンチ状の場所でウォーターサーバーの水を3杯飲み、ゆっくりと過ごした。

2セット目も同じルーティンをこなし少しだけととのった。

名残惜しさを感じながらサウナ室を後にし、体を温めるために内湯に入った。

内湯からガラス越しに露天風呂が見える位置に入り、ふと顔を上げると、電灯が直で自分の顔を照らす。

昭和の自宅にあるようなオレンジがかった温かい光を感じながら、内湯で体と心も温めた。

今回も家族との約束の時間があったので、脱衣所の時計を見ると、ちょうど約束の時間である7時。すぐさま着替えて、らかんの湯を後にした。

最後に・・

今回経験した二つのサウナは超満足の時間でした。香りも空間も初めてのもので、サウナーのことを第一に考えられている印象です。

さすが、サウナシュラン全国1位を獲得しただけのことはあります。

薪のサウナはできて半年も経っていなかったことを考えると、サウナーが満足するために、常にアップデートをし続けているのでしょう、そんな進化し続ける、らかんの湯、また訪れたい施設です。そんな気持ちを胸に、御船山楽園ホテルを後にしました。

今回の経験がサウナーの皆さんの参考になれば嬉しいです。